マイナンバーカードの受け取りには期限があります。通常は申請をしてから約1か月でマイナンバーカードが発行されますが、自宅にマイナンバーカードが届くわけではなく自治体へ受け取りに行く必要があります。
このマイナンバーカードを受け取りに行けない場合にどうなるか気になるところです。平日は仕事で受け取りに行けないという人も多いですよね。本記事ではマイナンバーカードで受け取りに行けないとどうなるのか。受け取り期限と受け取りに行けない時の対応方法をご紹介していきます。
目次
マイナンバーカードの受け取り期限
マイナンバーカードの受け取り期限を確認していきましょう。受け取りには複数の期限が設けられています。
受け取り期限は約3か月
マイナンバーカードが発行された後に自治体から交付通知書が届きます。交付通知書には受け取り期限が設定されていて、この期限を過ぎると受け取りができなくなってしまいます。
この期限は自治体によって多少異なりますが、交付通知書の発行から約3か月が期限となっています。マイナンバーカードの交付を受けるには自治体へ行く必要があり、平日しか開いていない自治体が多いため、3か月のうちに時間を作って受け取りに行きましょう。
受け取り期限を過ぎても一定期間保管される
平日しか受け取りができない場合にはどうしても受け取り期限に取りに行けなかったという人もいるはず。
では受け取り期限までに取りに行けなかった場合に、もうマイナンバーカードを受け取れないのかというと、そんなことはありません。自治体によりますが、受け取り期限から6か月経過しても受け取りが無い場合には最終通知が届きます。
最終通知が届いてから約3か月の保管期限が設けられるのでこの期限内に受け取りを済ませましょう。
保管期限を過ぎても受け取れないと廃棄される
一定期間の保管期限を過ぎても受け取りに行けない場合には、国の通知等にもとづいてマイナンバーカードは廃棄されます。廃棄されてから受け取りに行っても、マイナンバーカードを交付してもらうことはできないので、期限内に必ず受け取りに行きましょう。
マイナンバーカードの申請から発行まで全て税金で賄われています。税金を無駄にすることがないように定められた期限は守りましょうね。
マイナンバーカードを取りに行けない時の対応方法
マイナンバーカードの受け取りにどうしても行けないという場合もあります。その際にとれる対応方法を見ていきましょう。
代理人に受け取ってもらう
まず一般的に代理人に受け取りに行ってもらう方法があります。普通の役所手続きの場合には委任状を書くことで代理人に代行してもらうことが可能です。ところがマイナンバーカードの発行に関しては代理人での受け取りはできません。
代理人による受け取りができる場合は以下の場合に限ります。
・本人が病気や障害等のやむを得ない事情で窓口に行けない場合
・本人が15歳未満や成年被後見人の場合(親権者の同行で受け取り)
上記の場合に限って代理人による受け取りができることになるため、「平日は仕事だから取りに行けない」という理由では代理人による受け取りはできません。
土日に受け取りに行く
自治体によっては平日だけでなく土日にも受け取り窓口を開庁している場合があるので、ご自身の市区町村にある自治体の情報を確認して土日での受け取りが可能か見てみましょう。
土日での受け取りの場合には受け取り予約が必要な場合があります。予約をして受け取りをすると余計な待ち時間がなく、受け取りできるのでしっかり確認をしてから受け取りに行きましょう。
マイナンバーカードを取りに行けずに廃棄された場合の対応方法
マイナンバーカードの受け取り期限を過ぎても取りに行けず、廃棄された場合にはどうすれば良いのでしょうか。その後の対応を確認してみましょう。
保管期間であれば窓口へ
受け取り期限は過ぎたものの保管期限であればまだ受け取りは可能です。保管期限がギリギリの日付の場合には廃棄されてしまっている可能性もありますが、問い合わせもしくは窓口で確認をしてみましょう。
廃棄さえされていなければ窓口で所定の手続きをすることでマイナンバーカードを受け取ることができます。
廃棄後の場合は再申請が必要
もしも保管期限も過ぎてしまい廃棄されてしまった場合にはマイナンバーカードの受け取りはできません。マイナンバーカードの受け取りを希望する場合には初めから申請をし直す必要があります。
つまり、証明写真を用意して申請書類を提出し、約1か月後に発行されるというサイクルをもう一度行わなければいけません。手間と税金が無駄になってしまうので廃棄されてしまう前に必ず受け取りにいきましょう。
まとめ
マイナンバーカードの受け取りには期限があります。
受け取り期限:交付通知書発行から約3か月
最終通知:受け取り期限から約6か月後
保管期限:最終通知から約3か月
おおよそ交付通知書が発行されてから1年間はマイナンバーカードを受け取ることができる期限として設けられています。平日しか窓口が開いていなくても1年間もの期限があれば、ほとんどの場合に受け取りはできるはずです。
申請による手間や税金を無駄にしないためにも、マイナンバーカードを申請したら必ず期限内に受け取りに行くようにしましょう。