少しずつ普及されているマイナンバーカードですが、気になるのが子供のマイナンバーカードの作り方です。申請できる年齢は何歳からなのかも気になりますよね。本記事では、子供のマイナンバーカードの作り方をご紹介していきます。
目次
マイナンバーカードは何歳から申請できる?
マイナンバーカードの申請は年齢に制限はありません。0歳の赤ちゃんでもマイナンバーカードを作ることができるのです。
マイナンバーカードは顔写真が載った本人確認証になるため、赤ちゃんの写真を残すという意味でも良い記念となるので、作っておきたいという人も多いのではないでしょうか。
子供の年齢で申請をする人が変わる
子供のマイナンバーカードは0歳からでも作ることができますが、子供の年齢によって申請をする人が変わります。
子供の年齢が15歳未満:法定代理人が申請
子供の年齢が15歳以上:子供本人が申請
15歳未満では法定代理人である親が申請をすることでマイナンバーカードを作ることができるのです。
子供の自署や捺印について
気になるのが申請の中にある自署や捺印の部分です。申請者本人の自署や捺印が必要となる項目がありますが、ここも法定代理人である親の署名で大丈夫です。
自署の項目には親が子供の名前を記入し、代理人記入欄に親の情報を書いて捺印すればOKです。
子供のマイナンバーカードの作り方
実際に子供のマイナンバーカードの作り方を見ていきましょう。
子供のマイナンバーカードの申請方法
子供のマイナンバーカードの申請は大人と手順は同じです。以下の4つの方法の中から申請方法を選びましょう。
・郵送による申請
・証明写真機を使った申請
・役所の窓口で申請
なお、マイナンバーカードの交付申請書を失くしていた場合にはオンライン申請と証明写真機を使った申請はできないため、必然的に郵送での申請か役所窓口での申請になります。
子供を連れて役所窓口での申請は、小さなお子さんほど大変なので、郵送で手続きをしましょう。
赤ちゃんの写真の撮り方
マイナンバーカードの申請にあたって重要なのが写真です。特に赤ちゃんの写真となると、じっとしていてくれないため、良い写真を撮るのはなかなか難しいものです。証明写真機の場合はシャッターチャンスが限られてしまうため、スマホで撮影した写真をオンライン申請するのが確実です。
赤ちゃんの写真を上手に撮るには、床に真っ白なシーツを敷いて寝かせた状態で撮るのがコツです。
子供のマイナンバーカードの受け取り方法
申請後、およそ1か月して役所からマイナンバーカードができた旨の通知が届きます。
15歳未満の子供のマイナンバーカードを受け取る時は、法定代理人である親だけでなく、子供と一緒に受け取りに行う必要があります。本人確認のために子供の顔をチェックされるので、子供も一緒に行かなければマイナンバーカードを受け取ることができないので注意しましょう。
マイナンバーカードを受け取る際には以下の書類が必要となります。
・マイナンバー通知カード
・子供の本人確認書類
・法定代理人(親)の本人確認書類
・住民基本台帳カード:持っている方のみ
親の本人確認書類はわかりますが、子供の本人確認書類に悩む方も多いと思います。基本的には保険証をお持ちだと思いますが、顔写真が無いと2点必要となります。
赤ちゃんの場合には母子手帳を持参しましょう。ある程度お子さんが大きくなられていて母子手帳がないという場合には学生証や預金通帳などでも大丈夫ですが、役所窓口に問い合わせて確認するのが確実です。
また受け取りの際には、マイナンバーカードの暗証番号を入力することになるので、事前に暗証番号も考えておきましょう。
子供のマイナンバーカードを作るメリット
ここまで子供のマイナンバーカードを取得する方法を解説してきましたが、そもそも子供のマイナンバーカードを作っておくメリットはあるのでしょうか。
ここでは子供のマイナンバーカードを作るメリットで考えられるものをご紹介していきます。
顔写真付きの身分証明書として使える
マイナンバーカードの基本的な機能として身分証明書として活用できるということが挙げられます。子供の場合には身分証明書となるものが少ないため、貴重な存在であると言えます。
健康保険証の代わりになる
マイナンバーカードは様々な機能を拡充していっており、健康保険証の機能も統合されます。健康保険証の機能がついたマイナンバーカードの場合、病院や薬局での受付が顔認証を使って自動化することができます。赤ちゃんの場合には暗証番号だけで受付することもできるので非常に簡単です。
子供のマイナンバーカードを作るデメリット
子供のマイナンバーカードでも様々なメリットを受けることができますが、一方でデメリットはないのでしょうか。
考えられるデメリットをご紹介していきます。
5年ごとの更新が必要
マイナンバーカードの有効期限は10年のため、基本的には10年ごとに更新が必要となります。ところが未成年の場合には成長と共に顔も変わっていくため、5年ごとに更新をしないといけないことになっています。
更新の度に顔写真を撮影する必要があり、更新を怠ると再取得の申請が必要となります。頻度が多くなると手間に感じてしまいますが、今後も様々な機能を追加することを考えれば多少の手間をかけても手続きをしておきたいところです。
紛失するリスクがある
子供のマイナンバーカードの場合には最初にマイナポイントをもらって以降に使う機会も少なく、しまっておいたもののどこにしまったのかわからずに失くしてしまうというケースが考えられます。
大人であれば財布に入れて携帯しておくこともできますが、子供の場合には使う機会もなく、失くす危険性を考えるとどうしても家の中で管理することになります。
もし失くしてしまうと再発行するだけでなく、警察への届け出などの手間も増えるため、紛失だけは気を付けておきたいところです。
まとめ
本記事では子供のマイナンバーカードの作り方をご紹介してきました。
マイナンバーカードの申請は0歳でも可能です。基本的には大人と作り方は変わらないものの、15歳未満の子供の場合には法定代理人である親が手続きをする必要があり、受け取りにも法定代理人と子供本人が一緒に役所窓口に行く必要があります。
大人のマイナンバーカード取得よりも多少手間ではありますが、子供のマイナンバーカードを作っておくことで、健康保険証の代わりとして使えるなど、これからどんどんメリットが増えていくため、大人と一緒にマイナンバーカードを作っておくことをおすすめします。