3階建てのお家にすると生活がしんどくなるとよく聞きつつも我が家では注文住宅で3階建てのお家を建てました。
今回は3階建てのお家を建てて生活を始めてみて後悔したと良かったことをまとめてみます。3階建てにする時の注意点も合わせてご紹介しておくのでこれからマイホームを検討している人は参考にしてみてください。
目次
3階建てにして良かったこと
土地の広さや立地条件から基本的には3階建てにして良かったと思っていますが、具体的に見ていきましょう。
駐車場を作りつつ延床面積を広く取れた
私たちが住む地域は坂道が多く子どもを連れてのお出かけのためにも車は必須で考えていました。そのために駐車場も必ず作りたかった一方で、敷地の広さ的に駐車場を入れると2階建てだとどうしても住居スペースが狭くなってしまいます。
3階建てにすることで、駐車場を作りつつも子ども部屋や書斎など延床面積を最大限に活用できたのでとても満足度の高い注文住宅になりました。建売の場合でも利用できる土地が限られていることが多いので3階建ての方が満足度が高いことが多いのではないかと思います。
家の中でも適度な運動になる
よく「3階建てはしんどい」という意見を目にしますが、半年生活しても3階建てだからしんどいということを感じたことはありません。普段は2階のリビングにいて、寝る時は3階の寝室、ランドリーは1階と生活導線を考えた作りにすればそれほど行ったり来たりすることもないので建て替え前の2階建てで生活していた時と変わりません。
むしろ階段の上り下りを多少する方が良い運動のように思います。高齢になれば頻繁な上り下りはしんどくなってくるのかもしれませんが、その場合には1階の書斎を寝室に変更したり、子どもに譲ってマンション生活にするなどやりようはいくらでもあると感じています。
最近は定額で日本中の提携先の宿泊施設に泊まれるサブスクもあるので、将来的には日本中を旅するのも良いなと考えています。
良い景色を眺めることができる
我が家が3階建てにしたのは、駐車場を確保しながら部屋を最大限確保することも大きな理由ですが、もうひとつの理由が景色を眺めたいということがポイントでした。実は我が家のお向かいさんから、制限がかかっていて2階建てまでしか建てられない地域になっています。
そのため3階建てにすれば遠方まで見渡せるようになるのですが、小さく富士山が見えるため家の計画を立てている時に「富士山が見えるお家って良いよね」となり、悩んだ末に3階建てのお家にしました。
逆に裏手は豪華なお家が多いので、反対側の景色は海外のような気分を味わえていて良い景色を楽しむことができています。3階建てにすることで眺望が良くなる場合には迷わず3階建てにすることをおすすめします。
3階建てにして後悔したこと
3階建てにしたことに大きな後悔はないのですが、後々になって少し気になってくることはあります。3階建てで後悔していることも見ていきましょう。
とにかく夏場が熱すぎる
2階建てでも同じですが、とにかく一番上の階は厚くなります。屋根に直射日光が降り注いで暖かい空気が上に上っていくため、夏場の3階は灼熱状態になります。ゴムがついた製品が溶けるため、おしゃれだと思ってつけた洗面の鏡が溶けてドロドロになってしまいました。
2階建てだったら緩和されたとは思いませんが生活環境が限られる分、空調の効率も良くなり多少はましだったのかな?と考えたりします。
もう少し広い間取りにしても良かった
駐車場を作りつつ欲しかった子ども部屋や書斎を確保したので、最大限の広さを確保はできているものの、2階建てにして建ぺい率をいっぱい使って、ひとつひとつの部屋がもう少し広いお家にできても良かったなと考えたりします。
とは言え、駐車場は必須だったので、3階建てにした今のお家にとても満足しています。こうしていればこんな感じだったかな?次にまた新しくお家を建てることができるならこうしてみたい!というような楽しい想像をしているというくらいに思っています。
3階建てで失敗しないために注意すること
我が家のように限られた土地に駐車場をつけたいなど、様々な条件の中で2階建てにするか3階建てにするかで悩む人も多いと思いますが、3階建てで失敗しないために注意しておきたいことを把握しておきましょう。
建築費用が上がる
3階建てにするとその分の建築コストが上がるのは想像できるかと思いますが、それに加えて安全性を証明する「構造計算書」というものを提出する必要が出てくるためプラスで費用が発生します。
ただし、土地が高い場合には広い土地に2階建てのお家を建てるよりも、狭い土地に3階建てのお家を建てる方が安く済む場合もあるのでよく考えて計画する必要があります。
土地を最大限に活用できるかどうか
3階建てにすると延床面積が増えるため、容積率がいっぱいになり、建ぺい率いっぱいに住宅を建てられないケースも出てきます。せっかく広い土地があるのに狭くい3階建てだともったいないと感じるかどうかは個人によりますが、土地を最大限に活用できるかを考えて計画を立てましょう。
また3階建てにした場合には高さ制限や隣地斜線制限など様々な制限を気にしなくてはならなくなるため、3階建てにすることで理想とするマイホームにできるかどうかを意識して計画する必要があります。
3階建てにこだわるのではなく理想のマイホームには、3階建てと2階建てのどちらが最適なのかにこだわってマイホームを検討してみてください。