育休は途中で切り上げることもできますが、最長2年まで延長することができます。育休を延長するべきか切り上げるべきか悩む人も多いと思います。
私たちは1人目で夫婦共に育休を延長した上、2人目でも育休を1年間取得しており、2年まで延長することを考えています。この記事では、育休で後悔しないために知っておくべきことをまとめました。
育休を延長するにしても切り上げるにしてもどうするのが一番後悔しないでいられるか、参考にしてみてください。
目次
育休取得することの後悔
冒頭でお伝えしたように私たち夫婦は一人目の子どもを出産した時に育休を取得しましたが、実は旦那の方は生まれてから半年ほど経ってから育休を取得しました。いろいろ悩んだ末に育休取得に至りました。
育休取得する前に感じていたこと
育休を取得するまでにはいろいろと不安に感じていました。
・男性の育休なんで許されるのか
・育休によって今後の収入がは大丈夫なのか
・親族から心配されてしまう
・育休後にちゃんと復帰できるのか
他人事だと育休取れば良いと思っていても、いざ自分の事となると本当に大丈夫かなと心配になってきます。あれこれ悩んだ末に昔の上司が「育休は取れば良いんだよ」と言ってくれたことで決意することができました。
当時は社内に男性で育休を取得した人はおらず相談できる人もいませんでしたが、この上司の一言に後押しされました。すでにその上司は退職されましたが、今でもとても感謝しています。
実際に育休を取得して感じたこと
育休を取得する前はいろいろと心配していましたが、実際に育休を取得して後悔はまったくありませんでした。
男性の育休なんで許されるのか
職場の年配者ほどいろいろ言ってきました。「育休取って何するの?」「育休なんて取るの?」と言われたり、育休前に挨拶にいくと「辞めるみたいだねw」なんて言われて嫌な思いをしました。当時が2019年でしたが、2022年に2人目の育休を取る際にも別の上司から「育休とっても暇でしょ?」なんて言われました。未だにこういう人達はいるもんです。ですが育休を取ってしまえばその人たちと会うこともありませんし、戻った時には忘れてしまってます。何も問題ありません。
育休によって今後の収入がは大丈夫なのか
実際に育休中は収入は下がりました。給料は出ずに保険という形で給付金が出ますが、全額は出ません。しかし、社会保険料が免除されるので実際には、変わらないくらいの収入です。復帰後の収入が上がらなくなるのではという心配がありますが、近年ではずっと働いていても給料が上がる方が珍しいくらいなので気にするほどではありません。それよりも育休中の隙間時間で別の収入を作る取り組みをする方が確実です。
親族から心配されてしまう
これは心配されましたが、育休中には祖父母のところにも行きやすくなるので、育休に入ってしまえばとても喜んでくれました。頻繁に孫の顔を見せることもできるし、一緒に旅行にいくこともできます。平日お手伝いに行くこともできるので実際に育休に入ってしまえば感謝されるくらいです。
育休後にちゃんと復帰できるのか
育休後にちゃんと復帰できるかどうかが一番の心配ごとでしたが、実際には問題なく復帰できました。これは復帰先に恵まれた部分もあると思います。復帰当初は出社することが億劫になる気持ちもありましたが、一週間くらい練習と思って出社していれば慣れてきます。嫌な顔をしていた上司も無神経なことを言えるような人なので、当時のことなど忘れてしまっています。一度お休みに入ってしまえば、いつだって辞めて違う仕事をすれば良いという心の余裕が出てきます。
育休を取得したことの後悔は?
育休前に感じていた不安は、実際に育休を取ってしまえば何てことはありませんでした。むしろこの時間しかない子どもの成長を見守れますし、育休を取って3カ月以上経ってから本当にしんどいことも気付けました。
子どもが生まれたなら長期で育休を取ることをおすすめします。1か月とることも1年とることも会社からすれば何も変わらないので、迷わず取ってしまいましょう。
育休を延長しなかった後悔
早生まれだったこともあり、1歳の誕生日を過ぎてもパパママ育休プラスの制度を使って2カ月延長しましたが、本当は1年半もしくは2年まで育休は延長が可能です。ここもいろいろ考えて育休を延長しなかったのですが、今にして思えば後悔しています。
育休中に感じていたこと
育休中には延長するかどうか、いろいろと悩んでいました。
・4月のタイミング以外で保育園に入れることができるのか
・子どもに家以外の環境を早めに経験させてあげたい
・給付金をもらい続けていて良いのか
結局は私たちが住む地域の待機児童が多く、4月になるべく入園させてあげられるようにしようということにしました。
実際に延長せずに育休明けに思った後悔
育休を延長せずに職場復帰をしましたが、今にして思えばやっぱり後悔するところはあります。
4月のタイミング以外で保育園に入れることができるのか
どのご家庭でもそうだと思いますが、一番は預けられるタイミングですよね。4月以外でも申し込みしたタイミングで保育園に預けられるのであれば、なるべく子どもと一緒にいて成長を見守りたいものですよね。1人目は2月生まれなので2カ月の延長でちょうど4月だったので、半年の延長はせずに育休を終えましたが、やはり少しでも長く育休を取って子どもと触れ合っていたかったなと思います。
子どもに家以外の環境を早めに経験させてあげたい
保育園に通うようになって新しい環境を経験させてあげることができましたが、保育園に通っていた間はいつも子どもは泣いていました。保育園の中では楽しそうに遊んでいるそうですが、送り迎えの時は顔を見るたびに泣いてしまい、こちらも辛かったです。ただ、いずれ小学校に上がってから同じ思いをするよりは、子どものためになるので早めに保育園に入れたことは良かったと思います。
給付金をもらい続けていて良いのか
仕事をせずに給付金をもらい続けても良いのかと考えていましたが、給付金は自分が給料から支払っていた雇用保険から捻出されていて、制度として受け取る権利があるものなので、それほど気にする必要はないかなと思います。
できれば2年まで育休延長をするべき理由
育休は最長で2歳になる前日まで延長することができます。個人的には可能な限り最長の2年まで育休を延長することをおすすめします。
育休の切り上げはもったいない
保育園のタイミングや収入の問題があるとは思いますが、できる限りは育休を延長する方が後悔は少ないと思います。育休はいつでも切り上げることができますが、延長できる回数は限られています。仕事はこの先もできますが、この時期の子どもは今しか見ることができません。
貴重な時間を一緒に過ごすためにも育休という制度をしっかり使いましょう。例えば我が家では2人目が9月に生まれたため、4月の保育園入園では生後半年ほどで預けることになってしまいます。そこで育休を2歳まで延長することで1歳をすぎて最初の4月に子どもを保育園に入れることを考えています。
そうすると4月末には職場復帰する必要があるので、実際には2年取ることにはなりませんが、最長2年の育休の制度をきちんと活用することになります。万が一、1歳の4月に保育園に入れなかった場合には、一時的に休職することや一旦退職して転職を考えることにしています。収入に関しては、育休中の隙間時間で少しずつ副業を大きくし、少しでも家計の支えにしようと思います。
育休を延長する条件
育休延長には下記の条件に当てはまる人が可能となります。
- 保育所、認定こども園、家庭的保育事業などに入所を希望しているのに、入所先が見つからない
- 自分の「育休」明けに子どもの養育を予定していた配偶者が、死亡、心身の病気・障がいを負った
- 自分の「育休」明けに子どもの養育を予定していた配偶者と離別した
- 自分の「育休」明けに子どもの養育を予定していた配偶者が産前休業・産後休業に入った
多くの場合、1の「保育園などの預け先が見つからない」の理由を前提として育休を延長する人が多いかと思います。
育休の延長は基本的に勤務先に必要書類を提出することで、ハローワークにも勤務先が手続きを行ってくれます。勤務先を通してハローワークで受理されることで育休延長をすることができます。
一番の後悔は保育園の申請し忘れ
育休を取得した中でできる限り長く子どもと触れ合うためにも、可能なだけ育休を延長することが最も後悔の無い選択だと思います。
また育休を取った中で一番後悔したことは育休延長の手続きです。前述のように育休延長には保育園に入れなかった不承諾通知書というものが必要になります。不承諾通知書を得るには保育園の申し込みが必要となるのですが、1人目の子どもが2月生まれの早生まれだったので4月の申し込みをしていたものの、育休延長の手続きが必要なタイミングで不承諾通知書がもらえない事態になったことが育休中最大の後悔です。
不承諾通知書が無い時には絶望的でしたが、不承諾通知書がなくても育休を延長することができます。こちらの記事でまとめているので参考にしてみてください。